由緒

赤城神社は鎌倉時代の創建とも言われるが、明らかになっていない。しかし、本殿内の棟札に「再建立元和六年申九月 別当赤城山神楽寺」との記載がある。このことから、江戸時代の初期にはすでに社殿が存在し、本殿が元和6年(1620年)に再建されたことがわかる。

また、所蔵する幣帛(へいはく)を納めた箱書きから、享保18年(1733年)11月5日に「正一位赤城大明神」の神階が神祇管領兼雄より叙されていることもわかる。東葛地区において正一位の神格が叙されている神社は他にはない。

これらのことからだけでも、赤城神社がこの地域を代表する神社であったと言えるであろう。